Unemployment Insurance

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失業保険の基本事項

■「失業」の概念

まず、アメリカは終身雇用では無いため、ビジネスキャリアの途中で務めている会社を辞める事があります。この形は、終身雇用では無くAt-Will (任意雇用)という事で、「会社側も従業員側も、いつでも理由の有無に関わらず雇用関係を解消できるというものになり、会社を辞める場合は大まかには3パターンあると考えられます。一つ目が自主的に退職するケース、転職する、リタイヤするパターン、二つ目が懲戒処分として解雇とな、会社のルールに違反した、評価が悪かったなどのパターン、三つ目は会社都合の退職というパターンで、リストラがあった、オフィスが移転する、ポジションを無くすなどが該当します。


■ 失業保険の対象

この3つは全て「失業」となる一方で、失業保険の給付対象となるのは、基本的に会社都合で職を失収入が無くなってしまった場合に限られます。そのため、転職目的の退職、あるいは懲戒目的にで解雇は失業保険の対象とならず、あくまで会社都合退職の人が対象になります。


■ 失業保険の受給金額

 ・金額:州ごとで異なり、目安としては「働いていた時の週給の50%程度」(上限設定アリ)

 ・受給期間:最長26週間

コロナ禍における失業保険

■ ~2020年7月31日

・金額:通常の支給に加えて一週間当たり$600上積みされていた

・受給期間:通常の期間に加え、13週間延長されていた


■ 2020年8月1日~

・金額:通常の支給に加えて一週間当たり$400上積みされ

     (連邦から$300、州から$100支給される形となり、州が$100を支給するか否かは任意となっている)

・期間:12/6、あるいは失業保険の補填に費やせるお金のプールが一定量まで減った時まで

     (Department of Homeland Security’s Desaster Relief Fundが700億ドルから250億ドルに減った時)

■ 現在上積みを実行している州 (2020年8月24日現在)

・実行が決定された州:Alabama, Alaska, Arizona, California, Colorado, Georgia, Idaho, Iowa, Kentucky, Louisiana, Maryland, Massachusetts, Michigan, Mississippi, Missouri, Montana, New Mexico, New York, Oklahoma, Rhode Island, Tennessee, Utah, Vermont

・支給開始をしている州:Arizona

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